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む~らんさんの家長野県長野市

vol.14 プレカット工場見学

プレカット工場見学

うれし徳武建設の代表さんに、「うちの大工さんたちと一緒に、木材の産地(旧南信濃村)に行ってみますか?」と聞かれて、行く気満々のむ~らん夫婦でした。

でも、旧南信濃村は長野市から200kmほど離れており、木材産地見学ツアー(木材検品)は一日がかりです。 具体的に日程調整をしてみると会社を休めそうになく、涙を飲んであきらめることにしました。 「とても残念なんです…」と未練たらたらのむ~らん夫婦に、代表さんは笑いながら「いつでも行けますよ。 またいつか『自分の家の木材のルーツを尋ねる旅に出る』という楽しみができてよかったですね。 旧南信濃村には温泉もあるし、いい所ですよ」と言いました。いつものことながら、代表さんのプラス思考には脱帽です。 一緒にいると、なんだか愉快な気分になってしまいます。

木材産地見学ツアーに行けなかったむ~らん夫婦のために、うれし徳武建設はプレカット工場見学を企画してくれました。

木曽ヒノキの柱

木曽ヒノキの柱

7月31日、梅雨明けの晴れた日に、長野市郊外にあるプレカット工場に行きました。 広々とした敷地の中に、工場棟や材木置き場などがあり、工場長のMさんとうれし徳武建設のNさん・U太さんが案内をしてくれました。 敷地の一角にある倉庫の中で、む~らんハウスの木材とご対面です。

む~らんハウスの構造材は、木曽ヒノキの土台や柱と、旧南信濃村生まれの杉の梁です。 長野県では県産材を使った家づくりをする人に「信州ふるさとの住まい助成金」(新築は50万円)を交付しており、む~らんハウスも積極的に県産材を利用しているのです。 む~らん妻が「どうして柱はヒノキで梁は杉なのですか?」と質問したところ、 「これだけの太さの梁をヒノキで用意しようと思ったら、とても高くなってしまうからです」とのU太さんの答え。なるほど、なるほど。

木材はすでに機械乾燥が終わって含水率が20%以下に落とされており、モルダー加工(製材直後の木材表面のざらつきを削って平滑にする加工)も完了していました。 近々プレカット加工が行われるそうです。よく見ると、梁や柱の断面には、暗号のような文字が貼り付けられています。 この文字が小屋伏せ図の記号と対応していて、どの木材が建物のどの部分に使われるかを表しているのだそうです。 「美しい木材は和室などに、節の多い木材は目立たない箇所に」と、うれし徳武建設の大工さんたちが適材適所を見極めて決めてくださったそうです。

旧南信濃村産の梁

旧南信濃村産の梁

小屋伏せ図との対応を表す番付

小屋伏せ図との対応を表す番付

プレカット工場内部

プレカット工場内部

続いて、プレカット工場棟を見学しました。

工場の中は自動化が進んでいて、作業をしている人はあまり多くはありません (真壁の柱の加工などにはやはり手仕事が必要だそうで、工場の一角で大工さんも作業していましたが…)。

NC装置が次から次へと、柱や梁や小口の部材(火打ちなど)を刻んでいきます。 建築業者によって加工方法も様々なのだそうです。 プレカット工場には各社の大量のノウハウが蓄積されているのだろうなぁ、と感心してしまいました。

NC装置は終日(夜間も!)働き続けており、1ヶ月に60棟分の材木を加工することができるのだそうです。

柱を刻むNC装置

柱を刻むNC装置

加工後の柱

加工後の柱

梁を刻むNC装置

柱を刻むNC装置

加工後の梁

加工後の梁

邸ごとに梱包され搬出を待つ木材

邸ごとに梱包され搬出を待つ木材

プレカット工場の外には、加工が終わった木材が邸ごとに丁寧に梱包されて、搬出されるのを待っていました。 む~らんハウスの木材たちも、一本一本大切に取り扱われながら、建て方に向けて着々と進化しているのだなぁ、と嬉しくなりました。

M工場長、Nさん、U太さん、ありがとうございました。

2007年10月3日掲載